女性の悩み、ナースの悩み

悩めるあなたへ・・・

患者との信頼関係

病院に長く勤務しているようになると、多くの看護師さんたちが、自分の仕事のあり方や、患者さんと自分達看護師との関係性のあり方について悩みます。患者さんは自分たち看護師のことをどう思っているんだろう。患者さんと患者さんの病気とどう向き合っていけばいいのか分からない。看護師は患者さんのプライベートのどこまでかかわったらいいのか。などです。こういった悩みが高じて、看護師という仕事に自信がなくなり、看護職を辞めてしまう人も多いのです。
看護師も患者さんもみんなひとりの人間です。同じような考え方で、同じように接し、同じように受け入れてもらえるなどということはありえないといっても言い過ぎではないくらいです。しかし、広い範囲での患者さんと看護師の関係性のあり方を知ることで、看護師としての不安や悩みもいくらか軽減するのではないでしょうか。看護師が患者さんとの関係を築いていく上で行わなくてはいけないことは、患者さんとの信頼関係を築くこと、患者さんの健康に対しての願いを把握すること、今その瞬間の治療や看護だけを行うのではなく患者さんが退院しても困らないような長期的な展望にたった看護を行うことなどです。
患者さんと信頼関係を築くためにはコミュニケーションもしっかりととらなくてはいけませんし、相手を尊重するという姿勢も必要です。この看護が今必要だからといって、患者さんが嫌がっているのに強引に押し付ける看護は、患者さんにとって苦痛以外の何者でもありません。患者さんと看護師がお互いに相手を尊重し、しっかりとした信頼関係が結ばれていれば、患者さんもより看護に協力的に参加してくれます。看護師としても仕事を続けるに当たって湧き上がる悩みなども、患者との信頼関係がきちんと築かれていれば解消していくに違いありません。